短いながらも笑いあり、感動あり、萌えありのバランスのとれた良作


今回はうちの今年のエロゲおさめになった11月発売のこの作品。

春季限定ポコ・ア・ポコ

春季限定ポコ・ア・ポコ

ALcotハニカム春季限定ポコ・ア・ポコ!」っす。
いわゆるハニカム文庫の新作です。
個人的に安定して人気あるブランドだけどたまに大外れもするというイメージがなぜかあったり。
実はハニカム文庫は全作きっちり買ってるんだけどずっと全部放置していましたw
で、今回なんでこれはすぐやったかというと、以前ensembleで描いていた武藤此史さんが原画をやっていたから。
うちの数少ない好きな絵師の一人ですからそりゃやらないわけにはいかんですよ。
シナリオライターは「あまつみそらに」の瀬尾順さんってことでいろいろシリアスありそうだなーと思いつつプレイ。
ということで総評ー




総評:




とてもまとまりがあった良作。やっぱ一人ライターのほうがいいな、キャラによって話のムラがないし。
内容は、友人の急死によってみんなバラバラになってしまった音楽カルテットユニットが
主人公の特待生剥奪の危機でまた集まって・・・いろいろってな話。
個人的にこんな題材は大好物だったわけですけど、
さすがにミドルプライスのハニカム文庫でこの題材は勿体無かったかなと思いますた。
フルプライスでもっと話を深めてほしかった、という気持ちが残って良にしました。
でもミドルプライスでこの長さだからこそプレイしやすいゲームになったとも思うし、それはまあ人それぞれか。
あえてマイナスのところをいうなら音楽を中心にしたゲームなのに音楽に力入っているかというと微妙、背景音楽も普通
演奏シーンの絵もかなり少ない。
ただそれだけでそれほど気にならないのは主題は第二音楽部の青春っぽい友情、絆って感じで
そこに恋愛、家族の話が多く含まれてるからかもしれない。


プレイ時間は3ルート13時間くらい、社会人でも安心ですな。
絵も見りゃわかるけど安定。でも武藤此史絵として違和感が少しあるのは塗りの違いのせいかな。
キャラは 夏海>桜>藍かな。やっぱりうちは妹キャラに惹かれないな。
藍が超お兄ちゃん大好きすぎてなんだか同じアルコットの鬼ごっこと被ったり。ここはいつもこんななの?
そしてその妹ルートにはさらにキャラが、、、それはやってみてのお楽しみということで。
夏海(と春花)がもう声が別名だけど愛理(ましろ色ね)すぎて、アニメでの不憫さとちょっと重ねてしまった。
他の2人はどっちも声は知ってるけれど役がだいぶ違ったから重ならなかった・・・けど桜の声の人は結構好きだな。
神聖にして〜の声もとてもよかったしそのうちハマりそう。もちろん藍の声もかなり好きな感じさ。
そして真奈先輩はまさかの理多姉さんじゃあありませんか、これはかなりおどろいたっぺよ。
声優として久しぶりに声聞いたぜ。サブキャラながらよくしゃべるw
ここまできたら攻略できたらいいのに・・・と一瞬よぎるけどこれだから先輩の良さが出せてるとも言える。
そして主題歌は理多じゃない、なんか理多姉先輩の不遇っぷりがわかりますね。



さていろいろ書いてきましたけど、ネタバレなしの感想だとさしてこんなもんかと。
うちはちょっと途中うるうるきたぜ、学校で泣きかけるとはなかなかないぜよ。春花はいろいろ反則すぎだよ
(授業中にエロゲしてたとかそんなのは気にしてはいけません)
このゲームはなかなかよかったので、しばらくはハニカム文庫を消化していこうと思います。



短いながらも要所を捉えているので、時間がないけどエロゲの世界を楽しみたいって人にはオススメ。
設定の割には暗い部分がないので後味すっきりの良作でございます。
さすが狙いどおりのラノベ感覚で読めるハニカム文庫ですな。



あとは今年やったゲームをつらつら書きたいけど時間があるかわからないな。。。