日常の中にある小さな王国を中心に描く温かな物語

2作目ー。

神聖にして侵すべからず

神聖にして侵すべからず


これも10月発売のPULLTOP神聖にして侵すべからず
これの発売以前にウィルプラスのライターが一気に退職してPULLTOPからも新作発売目前で
数人がブランドを離れたりした為、物議を醸したこの一作。




総評:



よく考えたらPULLTOPのゲームってかにしの以来だったかな。
しかもかにしのは全ルートやった記憶がない為、このゲームが初と言ってもいいかも。
正直王国とお姫様という設定であまり期待をしていなかったんだけど、やってみると自分好みのまったりテイストで良かった。
キャラもみんな良いしなにより雰囲気がとても良し。
街の人のマスコットであり、街のランドマーク化しているこの小さな王国の愛されっぷりはちょっといいなーと思ったり。



プレイ時間は短めの12時間程度。すんなり終わるのであまり暇のない人でもできそう。
ただ話の起伏があまりなく終始まったりな雰囲気で進むので、体験版をしてみて雰囲気が合う方のみオススメと言ったところ。
そしてルートによってシナリオにばらつきがあるのも特徴。
王国に関係する瑠波、操ルートとまったく関係のない話になる澪里、望ルートの2つに別れ
王国から離れる後者2ルートは正直シナリオはよくない。
特に望ルートはキャラが好きでないなら無理にやる必要なし、というかやっちゃダメってくらい酷いw
でも王国に関係する2ルートは話の本筋である王国の存在理由やこのゲームが伝えたかったことがよく分かる重要ルート。
だから実質2ルートだけと思えばもっとやりやすいかもしれない・・・値段も一ヶ月でだいぶ手ごろになったことだし。


キャラは瑠波>澪里>操>望だけれど瑠波がメインヒロインすぎて
他キャラに目が向かないから瑠波ルート以外時間かかったw
お姫様にありがちな高飛車なキャラでなく冷静で威厳のあるキャラってのが個人的にツボったのかも。
音楽は良、オープニングテーマが霜月はるかってなんか久々なような。


万人受けはしないだろうけど、エロゲの世界に住みたいと久々思った良ゲーでした。
猫庭は家賃いくらなんだろw